📖読書感想文

【要約・解説】自分の中に毒を持て【常識人間を捨てろ!】

読書習慣を取り戻すために、僕が読んだ一冊をご紹介します。

本日は、岡本太郎さんが書かれた著書『自分の中に毒を持て』の要約と解説をしていきます。

なぜ、この方を読もうかと思ったかというきっかけは、本要約YouTuberのアバタローさんに看過されて読みたくなったからです(笑)

アバタローさんの要約は、凄く丁寧で聞きやすく、本書を買いたいなと思いましたよ。

この本は、自分を奮い立たせたい人、夢を追いかけている人、情熱を思い出したい人etc 多種多様な方々に勇気と希望を分け与えてくれる一冊になります。

それでは、本編の要約と解説に移ります。

第一章 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない

人生に挑み、ほんとうに生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ。

それには心身とも無一文、無条件でなければならない。

捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。

今までの自分なんか、蹴飛ばしてやる。

ふつう自分に忠実だなんていう人に限って、自分を大事にして、自分を破ろうとしない。

社会的な状況や世間体を考えて自分を守ろうとする。

それでは駄目だ。

社会的状況や世間体とも闘う。アンチである、と同時に自分に対して闘わなければならない。

11p  自分の大間違い より引用

冒頭からかっ飛ばしてきます。

僕の脳内は、完全に著者の岡本太郎ワールドに連れ去られましたよ。

いったい、コイツは何を言っているんだ!?

そう、思う反面に心が良さぶられるまでのストレートパンチが聞いた言葉の数々におっかなびっくりです。

熱意の波に押されて、言いたいことは、

『自分がしたいことをしろ!ダメな自分を受け入れろ!何もしないよりやれ!とにかく危険な道にいけ!』という内容です。

僕自身も自分がしたいことをする為にも、本書は励ましの言葉でもあり毒でもあると考えます。

一言で言えば、狂気と言わんばかりの情熱を持つことであるのかと思います。

第二章 個性は出し方 薬になるか 毒になるか

激しく挑み続けても、世の中は変わらない。

しかし、世の中は変わらないからといって、それでガッカリしちゃって、ダラっと妥協したら、これはもう絶望的になってしまう。

そうなったら、この世の中がもっともっとつまらなく見えてくるだろう。

だから、闘わなければいけない。闘い続けることが、生きがいなんだ。

141p  成功は失敗のもと より引用

出る杭は打たれるとありますが、岡本太郎さんみたいに打たれなくなるまで杭が出続ける生き方もスゴイなと思いました。

まさに唯我独尊天上天下、

著者の生き様を知れて、僕自身も身を引き締める思いです。

どんなな時でも自分を貫き通す、その志を持ち続けることの大切が身に染みます。

第三章 相手の中から引き出す自分 それが愛

ぼくの場合は、どっちの方がより深く愛しているなんて特に意識したことはない。

恋愛だって芸術だって、おなじだ。

一体なんだ。全身をぶつけること。

そこに素晴らしさがあると思う。

だから、恋愛も自分をぶつける対象としてとらえてきた。

恋愛だからどうだとか、こだわったて考えたことはない。

176p 自分の愛とその人の愛の違い より引用

岡本太郎さんの恋愛観が知れる章になっているのですが、

彼にとっては、恋愛も芸術(仕事)も同じだということが分かります。

僕も共感します。

なぜなら、結婚しても愛がないと続かないし、仕事もそうだと思います。

例え【片思い】でも好きならいいじゃないかっと言われるように

自分の好きを貫くということが大事なのかなと感じ取れました。

それにしても岡本太郎さんの赤裸々な恋愛論やパリでのプレイボーイぶりが垣間見れるので、ライトノベルでよくあるハーレム主人公ばりの大胆さが伝わりました(笑)

第四章 あなたは常識人間を捨てられるか

人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。それが誇りだ。

死ぬもよし、生きるもよし。ただし、その瞬間にベストをつくすことだ。

現在に、強烈にひらくべきだ。

未練がましくある必要はないのだ。

1人ひとり、になる運命が栄光に輝くことも、また惨めであることも、ともに巨大なドラマとして終わるのだ。

人類全体の運命もそれと同じようにいつかは消える。

それでよいのだ。

無目的にふくらみ、輝いて、最後に爆発する。

246p  あなたは何に燃えたいか より引用

まさに締めに飛びかかってくるくらい、情熱が溢れんばかりの文章が攻めかかってきます(笑)

常識人間を捨てた男の戯言と受け取るか、瞬間しゅんかんに命をかけて燃えていた男の一生ととるかは読者の受け取り方で変わるかと思います。

しかし、僕自身は、情熱をかけて好きなことに直向きに向き合い続けた生き方に凄く憧れました。

そう、Apple創業者であるスティーブ・ジョブズ氏も言われるように

「もし今日が人生最後の日なら、自分は何をするだろうか?」ということを、毎朝、鏡に映る自分に問いかけるとしていたそうです。

「毎日が人生最後の1日だと思って生きれば、その通りになる」ということです。

今の自分の問いかけるなら、「本当に自分がしたいことが出来ているか?自分のコントロールできないことに時間を費やすより、自分に決定権のあることに労力と思考を全振りしよう」と思う所存です。

本書のまとめ

いかがでしたでしょうか?

岡本太郎さんの熱いメッセージと型破りな視点から常識人間を真っ向否定しつつ、命を燃やすことの大切さを教えてくれる一冊であります。

だからこそ、岡本太郎さんの本からの学びは、【常識に捉われず、自分の情熱を持てることに全力で燃えていけ!】と思いました。

型にハマったつまらない人間になるのも一興ではありますが、

やはり、人生一度きり

自分の好きなことをし続けることもそう、

夢を追いかけて夢破れても、死ぬ時に後悔しないように

僕も今を全力で生きようと思える一冊でした。

これからも「自分の中に毒を持って」闘い続けたいと思います。

余談ではありますが、Kindleで600円ほどで買えるから安いのも決めてです(笑)

本日も読んでくださり、ありがとうございました😃

またの記事でお会いしましょう。

こちらの記事もおすすめ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA